垂直感染って何

垂直感染という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
一般に性感染症に限らずウイルスなどの病原菌が、人から人へと感染することを水平感染と呼びます。
それに対して垂直感染は、ある世代から次の世代へと感染することを指します。
やはり垂直感染で一番多いのは母親から子どもへと感染してしまうケースです。

 

垂直感染には遺伝子感染、子宮内感染、産道感染、生後感染があります。

 

・遺伝子感染
遺伝子感染は人間では例がありません。

 

・子宮内感染
子宮内感染では胎盤や羊水などを経由して胎児に感染します。
性感染症ではHIVなどが垂直感染の可能性が高くなります。

 

・産道感染
垂直感染で一番多いのが産道感染です。
出産時に母親の血液にさらされることから感染します。
性感染症ではHIV、B型肝炎、淋病などが多く感染しています。

 

・生後感染
生後感染は出産後に感染することを指しますが、そのほとんどが母乳からの感染になります。
HIVや成人T細胞白血病などがあります。
また唾液などから感染するものもあるので、父親や兄弟・姉妹から感染することもあります。

 

子宮内感染は防ぐことが難しいですが、産道感染は帝王切開で感染率を下げることが可能です。
また妊婦健診などで予め分かっている場合は、母乳での育児を避けることで生後感染を防ぐことができます。

 

次の世代に感染を残さないためにも、妊娠前に性感染症の検査を受けておくことは有意義なことといえるでしょう。